Marshallのギターアンプの歴史 モデル別の仕様の違いまとめ

多くのギタリストを魅了するサウンドのギターアンプ「Marshall」(マーシャル)。

国内外の多くのギタリストに愛され続けているアンプブランドです。

今回は「Marshall」(マーシャル)のギターアンプの歴史とモデル別の仕様を紹介します。

Marshall(マーシャル)のギターアンプの歴史

Marshall(マーシャル)のアンプはジムマーシャル氏が楽器店を開きアンプの修理を行ったことが始まりです。

その後、 Fender社のアンプであるベースマンをモデルにしたJTM45開発しました。

JTM45は現在のモデルのように激しく歪むマーシャルサウンドではなく、Fenderのアンプに近いサウンドでした。

ロックミュージックの変化とともにより強い歪みが必要になり、 現在のMarshall(マーシャル)の歪みサウンドに変化していきました。

Marshall(マーシャル)のギターアンプのモデルの仕様の違い

Marshall 1959

Marshall 1959 Plexi Super Leadはプレキシサウンドの呼び名で有名な伝説的サウンドのギターアンプです。

ザ・フーのギタリストであるピート・タウンゼンド氏の発案により生まれました。

プレキシグラスのパネルが使用された事で「プレキシ」の呼び名で親しまれています。

発売後多くのギタリストに愛用されており、オリジナルモデルはプレミア価格で取引されています。

Marshall 1987

Marshall 1987は、三大ギタリストの一人であるジェフ・ベック氏の仕様でも有名な50w仕様のアンプヘッドです。

深く歪むブルージーなサウンドが特徴で、Marshallの初代アンプであるJTM45に近いサウンドです。

Marshall 1962

Marshall 1962はスピーカーとアンプが一体化したコンボタイプのアンプです。

「Blues Breaker」の呼び名で親しまれており、現在のロックサウンドの原型ともいえるサウンドが特徴です。

Marshall Major

Marshall Majorは「The Pig」の名前でも有名な伝説のMarshallアンプヘッドです。

「The Pig」の呼び名は独特な見た目からきています。

200w仕様の特殊なアンプヘッドでサウンドも独特です。

Marshall JMP1964

Marshall JMP1964は1987 Lead、1986 Bassのサウンドを搭載したギターアンプです。

1973年~1976年の3年間のみ生産された珍しいアンプです。

Marshall JCM800

Marshall JCM800は、80年代のハードロック、へヴィメタルを支えた名機です。

Marshallで最もヒットしたアンプヘッドでスラッシュ氏、ザック・ワイルド氏らの使用でも有名です。

シンプルなコントロールと、鋭いディストーションサウンドで多くのアーティストに愛され続けています。

MARSHALL JCM900

JCM900はシンプルなコントロールが特徴のアンプです。

JCM800に「ハイゲイン回路」を搭載しゲインアップをしたモデルで、当時JCM800をハイゲインに改造することが流行していたことに由来します。

Marshall Silver Jubilee

Marshall Silver JubileeはMarshall社の創業25周年を記念して製作されたアンプヘッドです。

銀色のルックスが特徴で、ジョンフルシアンテ氏の使用でも有名です。

現在は復刻モデルが販売されています。

Marshall 6100

Marshall 6100はMarshall社の創業30周年を記念し製作されたモデルです。

JCM900開発時に構想された機能を全て取り入れた多機能アンプで、100w50wの切り替えや、MIDI入力なども搭載しています。

Marshall JCM2000

Marshall JCM2000 DSL-100は2ch仕様のアンプです。

スタジオにもよく置いてあるのでギタリストの方は使用したことがある方も多いと思います。

クリーンからハイゲインサウンドまで幅広くサウンドメイクすることができます。

MARSHALL JVM410H

MARSHALL JVM410Hは4chのアンプです。

現行のMarshallアンプのフラッグシップモデルで、多くのアーティストに愛用されています。

設定次第で透き通るようなクリーントーンから激しいハイゲインサウンドまで幅広くカバーできるアンプです。

Marshall Vintage Modern

Marshall Vintage Modernは1ch仕様のシンプルな構造が特徴です。

ヴィンテージのサウンドにモダンな要素を取り入れたモデルでマスターヴォリュームやデジタルリバーブなど搭載しています。

ポールギルバート氏の使用でも有名です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Marshallのサウンドは高域に特徴のあるロックサウンドのスタンダードです。

時代ごとに新しい機能を取り入れ、進化し続けています。

今回の記事が参考になれば幸いです。